礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『凶悪』

Netflixで鑑賞しました。

昨年もこの時期に白石 和彌監督作の『日本で一番悪い奴ら』を観たのを思いだしました。


冒頭のピエール瀧のひどい行為で観るのを止めようかと思いましたが、怖いもの見たさで続行。観て良かった。

扱っている事件とピエール瀧の存在感、リリーフランキーの怪演で凄まじい作品だったと思います。

単におぞましい事件の映画化ではなく、主人公の記者の私生活における認知症と思われる老いた母の存在を描くことで、主人公の正義感が際立つ青臭い事にはならずに観る側に考えさせる作品になったと思います。

※でもラストの「先生」の主人公に対する「お前も一緒だ」的な指摘はちょっとずれているような。


それにしても、先日から、老いについて考える作品を立て続けにみているなぁ。



もうオラフの声は代わってしまいましたが、大好きなピエール瀧の活躍を願っております。