次男と観てきました。
先日地上波で『ライオン・キング』を観た次男が、保育園でお友達に今作を「観に行くんだ!」と勝手にお知らせしてきたので既成事実を作りに行ってきました(笑)
私としてはあまり興味が薄い作品でしたが次男が映画に行きたいという事が嬉しく喜んで連れていきました。
内容的には可もなく不可もなくという印象です。
かわらず動物達のリアルな描写、舞台となるサバンナ風景が美しく、音楽も素敵でした。又、所謂世襲とか君主万歳など古い感覚に嫌悪感がでてしまう問題があるような気がした1作目の批判に対してのカウンターか分かりませんがプンバァとティモンが冒頭シンバの子供(キアラ)を預かるシーンで「何でもかんでも公平にしなければならないという風潮が・・・」的な事をはっきり言っていて、弱肉強食の世界の予防線を張っていたような(笑)
ライオン以外の動物は捕食対象なのか否か、話せるのか否か、雌ライオンの区別がつかない等は引き続き戸惑いました。
映画を観る前からスカーをどのように着地させるのか興味がありましたが百点満点の描き方だったと思います。ムファサを水の中から引き上げるシーンが2度程出てくるのですが1回目も不穏と感じ2回目も後ろからサラビが出て来るタイミングが絶妙で本当にタカがムファサを自ら助けたい(懺悔したい)のかどうか分からないような素晴らしいシーンだったと思います。
この映画で一番好きなキャラクターはタカです。
王になれる者であるのに器が無い、不器用、嫉妬や妬みから裏切り行為を働くも母の期待と励ましを思い出し正しい行動をする、でもまたすぐにダークサイドに戻りつつある、卑屈になる。とても人間味のある(ライオンですけど)奴です。
次男と観た映画2作目となりました。
次男に感想を聞いたら良く分からなかったそうです(笑)