礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『ワイルド・ブレイブ』

Netflixで観賞しました。

今夜は何を観ようかと迷っていた所、サムネイルに雪の中でCarharttのジャケットを着た男が出て来ました。明日は雪の予報ですし、先日観た『ザ・タウン』もCarharttを着たベンアフレックが最高だったのでこれに決定。大体、雪の中でドンパチする作品(007ユアアイズオンリー、スペクター、ボディーガード、ウィンドリバー、インセプション等)はこれまでも良作が多いし、ましてや建物に立て籠るとなると(007スカイフォールホームアローン、ダイハード)これまた素敵な作品が多いのでいざ観賞。





ははは。。。


酷かったです。時間を返してください。。
テーマが良く分かりませんでした。観賞途中、ラストは認知症気味の主人公の父親(※以下じいさんとして表記します)を施設に入れず皆で助け合って絆を深めて行く、若しくはじいさんが家族に迷惑をかけられないと自ずと施設に入る切ない感じになる、逆に戦闘する事により血気盛んな昔を思い出し回復の兆しをみせるとかぼんやり考えていたのですが、まさかじいさんは刺されて死んで特に息子に託す事、モノは無くラストシーンではじいさん抜きで家族三人抱き合ってエンドロールというぶったぎりで終わりました。。じいさんは物語のなんのためにいたのか。。

以下イラついた点
・主人公がじいさんを小屋に連れ出すのが急かしすぎ(じいさん起きてすぐ行こう)
・主人公がじいさん施設に入居を促す会話をするのが急かしすぎ(ストーブに火を居れている途中に言うことではないような、もっとじっくり)
・犯人グループがアホ過ぎ (近代的な銃を使っているのに素人二人制圧出来ない)
・犯人グループが右往左往しすぎ(何をどうしたいの?)
・奥さんの決断力の異常さ。(警官から行くなと言われても無視、小屋付近に着いたら迷わずボーガン持って男を初見で射る、ナイフで滅多刺し)
・その後奥さん追いかけてた男がいつの間にか奥さんを追い越し主人公のピンチに後ろから矢を食らう。
・主人公が木に登って上から攻撃する際の囮にする道具が小さすぎ(雪の中で敵があんなもんみつけられるか)
・主人公が敵を倒しても銃を奪わない。
・主人公は二階で撃たれたじいさんをなぜ一階の敵が入りやすい所に運んだのか。(怪我人うごかすな)
・敵のボスがじいさんを人質に取ったと思いきや刺し殺す。無抵抗の主人公を撃てば良いのに。人質の優位性が一瞬無くなるリスクが有るのに。(と言うか手下に小屋の中の奴殺せって行ってなかったっけ急に人質にしたけど)
・地元警官がアホ過ぎ (立て籠った犯人のボスがいるの知ってて1人でのそのそ小屋に向かって撃たれる)
・ラスト崖のシーン前に主人公が犯人グループのボスから薬の入ったバッグを不意をついて奪う→(そのチャンスでバッグを奪わず攻撃すれば良いのではな無いでしょうか)
・ラスト崖で未だ主人公と犯人のボスどちらがタイマンの勝者か分からないのに、のこのこ奥さんと娘を連れて歩いてくる警官 等

そもそも犯人グループが小屋に行く前にレストランで傷害事件を起こしてるじゃないですか。あんな田舎の小さな町なら、直ぐに警官にマークされる様な気もするのですが。また犯人達は小屋につくなり主人公家族がいるのがわかって最初から皆殺しにするというリスクより最初は同僚に薬を取りに行かせた方が安全なのではとか思ったり。。主人公は敵を海に落とすの好きなんだなと思ったり。雪を巧く使った戦闘が一つも無いし。

作り手はダイハードがやりたかったのかなぁ。

見るべきものはじいさんのCarharttの着こなしだけだったと思います。。。