礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『運び屋』

Netflixで鑑賞しました。


『グラントリノ』でイーストウッドの渋さ以上の枯れを堪能したのですが、まさかそれを上回るとは。

イーストウッドが反社の人達とどんどん打ち解けて行くくだりが微笑ましかった。麻薬の配達を依頼し監視する輩が前任者よりも怖くなって、連絡を無視していよいよ殺されるかもという時「妻の葬式に出てた」という理由でセーフになったし(笑)

1人の花農家のおじいちゃんが麻薬の運び屋になる過程がホントサクサクしているし、ちょっとやり過ぎるとくどくなる家庭のしがらみも絶妙のバランスで全体的にダレないし凄い監督だなぁ。法廷のシーンも刑務所の中の表情も最高でした。



この作品で仕事と家族について改めて考えさせられました。私は今のところ両方中途半端です。。。



本作が劇場公開中の時、映画を観られる時間が限られていて迷った挙げ句『スパイダーマン: スパイダーバース』を選んだ事を思いだしました。あの作品も大傑作でしたので後悔はなかったのですが、イーストウッドファンとしては辛かったです。この作品中にも出てきた「時間は金で買えなかった」という台詞を痛感しました。