礼節が人をつくる

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『ジョーカー』

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急遽、個人の自由な時間を家族から頂戴した為、急いで上映時間の合う映画館まで向かって観てきました。






あっという間に終わりました。全くダレない。上映前に買った珈琲を飲むのを忘れる位のめり込みました。


不運続きでドン底でもゆっくりと長い階段を登る、ジョーカーとなって吹っ切れた状態では階段を軽快に踊りながら下る(堕ちる)という表現は好きです。


ラストの良い感じの音楽が流れる中、病院の白い廊下を血まみれの靴で足跡を残しながら歩いて行って職員に右に左に追いかけ回され古いTVショー?のような「終わり」の文字が出るあのなんとも言えない嫌な感じは大好きなエンディングとなりました。(政治的な)右や左に捕まらない(捕らわれない)文字通り左右されない人物の意味なのかなと。




急に、手錠をかけられて病院にいるという事は同じアパートの住人を好きになった時と1回目のデ・ニーロのTVに観客として出た時と同じように妄想なんでしょうか?「面白いジョークを考えて笑ってしまう」「他人には理解できない」的な台詞は一連の事件を起こし自分がキリストのように民衆から支持を受け(そういう民衆もどうとも思わないのでしょうけど。)ゴッサムシティの悪のカリスマになるという事なのかなぁ?そうするといつから妄想なのかなと長考中です。もう一回直ぐに観たい。。。後、
先週たまたま久し振りに観た『タクシードライバー』のオマージュなのかなっと。


絡んできたサラリーマンを射殺し、逃げた1人を追いかけてきちんと仕留めるシーン(弾多くない?)とコメディアンとして入念にネタを仕込み披露する際にデ・ニーロに茶々を入れられて撃つ件は最高のカタルシスでした。
※上映中、前の座席の人がジョーカーがデ・ニーロを撃つ寸前に飲み物を落とし、変なタイミングでビクッとなったのも良い思い出となりました。







いやぁ、素晴らしい作品です。



あまりこういう表現はしたくないのですが「あっ!俺の事を撮った映画だ」と思いました。