礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』その2

帰宅。

帰る途中ラーメン屋さんに寄ってネギチャーシュー麺を食しましたが、ずっとこの作品の事を考えていてあまり味わえなかったです。

冒頭の雪の中輩が家に入ってくるホラー感からアストンマーティンが回転して銃乱射するまでの件で鳥肌立ちまくりで『スカイフォール』超えあるかも!と興奮したのですがなんとなく尻窄みで終わった様な。。。

シリーズを愛する熱狂的な007信者ではありませんでしたが(むしろあまり好きではなかった)ダニエル・クレイグ版『カジノ・ロワイヤル』からどハマりし、オールタイム・ベストが『スカイフォール』の私でもやっぱり諸手を挙げて素晴らしいとは言えないかもしれません。ジェームズ・ボンドはこうあるべきなんて新参者のわたしからすればクソ喰らえですがやっぱりダニエル版ジェームズ・ボンドでも子供に優しく接する姿、家族愛はあまりみたくなかったし土下座なんか以ての外です。(だまし討ち土下座じゃない切り抜け方であってほしかった。)今まで見てきた生活感皆無、人柄なんて2の次で、少し古い価値観のカッコいい親父であるジェームズ・ボンドがどんどん人の良いおっさん化してきたような。現代社会の多様性等を落とし込んで新たな解釈の007、ジェームズ・ボンドのラストを迎えなくてはならないというのはかなり無理ゲーな作品だったのではないかと。

けど、やっぱり嫌いになれないのです。ボンドに降り注ぐミサイルをみて本当に終わっちゃうんだなぁと思うと泣けてきました。
私の中ではやっぱり大好きなシリーズの最終作ですので特別な一本になったのかも。




印象に残るシーンはまずアクションシーン全般。目新しい事は無かった印象ですが都度迫力がありました。他には最初のイタリアのホテルからマドレーヌに不信感を持つボンドがとりあえず一緒に急いで逃げなければならない時でもきちんとアストンマーティンの助手席のドアを持ってエスコートしてあげるところ、家族で逃げる際何だかんだでTOYOTAの四駆のポテンシャルが凄い所、草工場のガンバレルシーケンス的なシーン。

気になった所はぬいぐるみの使い方、草工場に向かう船を攻撃できないのか、新007があまり機能していない点等




使用するハンドガンがいまいち確認しづらかったのも残念でした。