礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『ヤクザと家族 The Family』

Netflixで鑑賞しました。


ストーリーはよくある話だったと思います。しかしキャストがハズレ無し。完璧な布陣でした。安定の綾野剛でした。魅力あるなぁ。

あと磯村 勇斗という方を恥ずかしながら知らなかったのですが素晴らし役者さんだと思います。
成人した彼が動画の撮影をしながら『ファイトクラブ』をしている所やぼったくりバーのケツモチをしている場面を観て、ステレオタイプの今時の若者の感じを出された時(あえて古臭いヤクザとの対比だったのはわかりますが)は何か一気にシラケてしまいそうでした。しかし終盤にかけてしっかり凄みがある演技をしていて、その中で「今時感」も演じていたんだなぁと感服しました。

劇中で14年間を描くとどうしても違和感が出てしまいがちですがそれ程気にならなかた様な。(皆それ程ふけてなかったり、主人公がスマホの扱いをマスターするのが早かったりはスルー)  

ただ、元ヤクザの事がネットで拡散された時の職場や学校での雰囲気の描き方が極端過ぎてのれなかったです。
後、主人公が死んだ場所に娘が来て父親に興味を示すラストシーンは少し「何で?」となりました。いくら父親に興味があっても、わずかな交流しかなく主人公には恨みしか残らないような。もう少し主人公と娘の関係を描いていれば飲み込めるのですが。

と言いつも良い作品でした。

どうでもよいのですがヤクザの名前が「木村」「加藤」と言うと大好きな『アウトレイジ』を思い出します。意味はないのかな?