礼節が人をつくる

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『すずめの戸締まり』

全く前情報無しに長男が観たいということで急遽TOHOシネマズで一緒に観てきました。

 

最初、すずめの幼少期の場面で屋根の上に乗る船とか東日本大震災を連想させる悲壮感の演出とか嫌だなぁとかイケメンとすれ違っただけで廃墟に行くすずめの行動が理解できなくてネコも椅子もあまりノレなくてロードムービー的な感じも出会う人達の印象が薄いなぁとかすずめ度胸ありすぎな点とかちょっとこの映画自分には辛いかも思ってました。。

 

がしかし、

 

観終わるととても大好きな映画になりました。最高笑

 

 

屋根の上の船はまんま東日本大震災だったんですね。真正面から描いた事が潔くて良かった。すずめが行った神戸も東京も大きな地震があった象徴的な場所に行ったんだと理解してからひきこまれ、すずめが死が怖く無いというくそ度胸も幼少期の地震からだしその考えが変わったのも素晴らしい着地でした。

 

ジブリ感、『魔法少女まどかマギカ』のアレみたいなネコ感、『エヴァンゲリオン』の使徒登場みたいなミミズの登場と殲滅させた後みたいな表現、『魔女の宅急便』まんまからのクロネコヤマトのトラックとか楽しかったです。『ドライブマイカー』的な赤の車と煙草は考え過ぎですかね。

 

すずめが宮城県?で津波の被害が大きかったと思われる場所でその記憶を聞くと皆が冬服で「行って来ます」という所と幼少期のすずめが母親を探すシーンは現実でも実際にそういった事があったんだろうなと思うと胸が締め付けられました。

 

映画終わりに長男とハンバーグ屋さんで食事をしながら映画の感想を言い合ったのですが私が理解していなかった所を補完してくれたり子供の成長が嬉しかったです。

 

 

その長男は2011年生まれです。