礼節が人をつくる

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デトロイト

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レイトショーで観てきました。
ビグロー過去作の「ハートロッカー」と「ゼロダークサーティ」が良かったので期待して観に行きました。



(多少ネタバレがあります。)
重かった。
グロシーンはなかったのできつくはないのですが重かった。はっきりした主人公がいないし、又特に誰かに感情移入する事はないのですが、ずっと嫌な事を傍観させられる、現場に立ち会わされる感じでどんどん引き込まれました。予備知識が全くなかったため、悪徳警官達の行為が上司との面談でバレた時、カタルシスがやっと来ると思ったのですが...

少し分からなかったのが何故玩具のピストルの件をそのまま悪徳警官達に伝えなかったのか?現場にわざわざ出向いて元ストームトルーパーの人は何をしたかったのか?
(実際そうだったのだから仕方がないのだけれど。)

悪徳警官のクラウス役の人とそのクラウスとストームトルーパーの取り調べをした二人組の警官役が凄く好演だったと思います。全体としてはビグローならではの銃声の迫力や映像の生々しさ等、安定の品質でとても満足行く作品でした。

どーでも良い話ですが、警官がナイフを拾わせようとするシーンで「その男凶暴につき」を思い出し、鑑賞後は「ジャージーボーイズ」と「ストレイト・アウタ・コンプトン」も思い出し、また観たくなりました。