礼節が人をつくる

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『最後の追跡』

Netflixで鑑賞しました。



銀行強盗モノ、バディモノは大好物ですのでそれだけで好きな作品ですが、それプラスアメリカの社会問題も絡まって来て物語は単純ですが重厚な一本になっていると思いました。脚本を調べたらBlu-rayを購入する程大好きな『ボーダーライン』の脚本家の人ということで納得です。過去なんとなく観た『メッセージ』が非常に良くて友達に勧めた事があり、その脚本もこの方が手掛けていたのを後で知った事を思い出しました。



『ローンサバイバー』の兄は物事に対して後先考えないタイプで不愉快でしたが何よりも弟を愛している事が(突発的な銀行強盗、トレーラーハウスでの写真と帽子、カジノで誘惑する女を追っ払う、夕方兄弟二人でキャッキャする、俺に任せろ等)分かり、最後には一番好きな登場人物となりました。結構頼りになるし。


アメリカの社会問題は全く分かりませんが、先住民を白人が追いやって来た歴史がある中で現在はその白人達が追いやられている、落ちぶれて来ている状況が描かれているのかなぁと思います。ステーキハウスのおばあさんと警官二人のおかしなやりとりがありますが、シリアスにとらえると「好きなものは選べない」「どちらかましな方を選ぶしかない」という社会のメタファなのかなぁと。


良い作品でした。



『ザタウン』、『ヒート』、『俺たちに明日はない』、『ベイビードライバー』、『ドライブ』
等、強盗系映画は最高ですね。
実社会はもちろん駄目絶対です。