礼節が人をつくる

備忘録、子育て、服、映画、学童野球、ジャイアンツ、日々の事

『マリッジ・ストーリー』

Netflixで次男がお昼寝している隙をみて鑑賞しました。


主要登場人物が全員魅力的で特にスカーレット・ヨハンソンの母親が最高でした。各弁護士達も良い味でてたなぁ。

8歳の子供を持つ親としてはとてもカイロレンではなくアダムドライバーに感情移入してしまいました(もちろん夫婦の危機はございませんし不倫等もしておりませんが)。

ハロウィンで用意した服が子供が気に入らず、親子で家をまわる行為も子供が全くノッていなく、お菓子を貰う成果も悪い一連のシーンは、「こういう事あるよなぁ~」と子育てで何度も経験しております。

夫婦の口喧嘩がエスカレートして行くシーンとスカーレット・ヨハンソンローラ・ダーンに離婚に至る状況を一気に説明するシーンは圧倒されました。
又、アダムドライバーが自ら腕をカッターで切ってしまう件は横で寝ている次男を笑い声で起こさないように程吹き出すのを必死に我慢しました。今年観た作品の中で一番笑えたシーンかも。そこから穏やかですが切ないラストに向かうのも素晴らしいなぁ。

夫婦どちらが悪かったかを問う映画では無いと思いますが、劇中でローラ・ダーンも言ってた通り女性は常に高尚な聖母マリア的なものを求められることで、いざという時我々男性より圧倒的に強い存在なんだなぁと自己完結しました。


とても素晴らしい作品でした。



何となく大好きな映画の一つロマン・ポランスキーの『おとなのけんか』も彷彿させ又観たくなりました。