礼節が人をつくる

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3時10分、決断のとき

無性に西部劇が観たくなる時があります。

許されざる者」、「マグニフィセント・セブン」、「ジャンゴ」、「荒野のストレンジャー」、「ワイルドバンチ」がお気に入りです。(こう列挙すると、ほんと色々なタイプの西部劇が有るんだと再確認できます。)

今回TSUTAYAさんで借りた「3時10分、決断のとき」もお気に入りに追加となる作品となりました。ほんとに今更感満載ですが...。




西部劇の世界を充分堪能できるしキャストのラッセル・クロウクリスチャン・ベイルそしてチャーリーを演じるベン・フォスターが魅力的でした。

家族の為に時には金にがめつく、最後は自分の誇りと子供にカッコいい親父の背中を見せる為命を賭けて目の前の金には飛び付かないダンの意地に同じ父親としてしびれました。



気になった点で最後ベン・ウェイドが馬を呼んで汽車から逃げるだろうという描写がありましたが、もっとうまくやればダンも死ななくて済むし、チャーリーを殺すこともなく皆丸く収まった様な気もするんですが...

そもそもベンがさっさと街から仲間と一緒に出ていけば捕まることもなかったし、いい女がいたから構わないどーでもいい的な破滅思考の境地かと思えば、金をちらつかせて逃げようとするし、仲間が仕事中に油断したら殺す癖に、自分は14才の子供に背後を取られるという、改めて考えると結構駄目な奴なんですよね。

けどラッセル・クロウが演じると説得力があり、とても華がある人物に見える不思議。




何を書いているか分からなくなって来ましたが、チンチクリンな自分は何時になったら説得力のある渋い大人になれるのでしょう。このままだとそこを経由しないで背中煤けまくりの老人になりそうです。